タルタン寺便り」カテゴリーアーカイブ

ウエサク祭を記念して

アメリカ史上初めて、仏陀の誕生、悟り、涅槃を祝うウエサク祭が、本日ホワイトハウスで行われました。ウエサク祭を記念して、ホワイトハウスからの公式声明が、バイデン大統領によって発表されました。

金剛乗代表として、タルタン・トゥルク・リンポチェが灯明を灯されました。
https://tricycle.org/trikedaily/vesak-white-house/?fbclid=IwAR0A5gT1C8o4iFvbi54ryrTidEX7LKiLdWYDvQtueg3aXSxZKQJNRyEj7j8

チャタールリンポチェの要訣

チャタールリンポチェが遷化される前(103〜105歳)、弟子が尋ねました。
「将来、ダルマは発展するのか衰退するのか、どうなるでしょうか」
チャタールリンポチェはこう答えられました。

「人里離れた場所で集中瞑想を実践する師に帰依し、支持すべきだ。
悟りを得る為には、指導者の下で緻密な教えを実践するリトリートに入るべきだ。
そうでなければ、虚しい法話をする師が、あちこちにあふれている現代になってしまう。
これらの無知な者達は名声と富を追いかけ、自分の一派を確立したいだけだ。
無知な者達が仏法への嫌悪感を人々に撒き散らし、遅かれ早かれ仏教の衰退を招くだろう。
それ故、真のダルマは寺院にはなく、書物にも物質世界にもなく、心の本質にのみある。
ダルマを継承し伝法するために、瞑想修行をし、覚醒し、それを体現することが必要なのだ」

タルタン・トゥルク・リンポチェからのクリスマスメッセージ

親愛なる法友へ

この年末年始は、深刻な自制の時期となります。

私たち米国カリフォルニア州のサンガは、これまでは、恐ろしいコロナウイルスのパンデミックの深刻な状況に無傷であったことは幸いでした。私たちは仏の加持を授かっていると信じています。

しかし、現実の地球上は、多く人たちが不幸に満ち溢れています。私たちの友人や隣人に対し、自身の事として心に深く刻み接することを切に願います。私たちは常に彼らの苦しみと共にいることを忘れてはなりません。

世界の不確実性の動きの中であっても、私たちのサンガは貴重な仏法の教えを保存し提供する使命を保ち、仏法への奉仕を持続することができました。私たちの多くのプロジェクトに対し、引き続きご支援いただくことに、心より感謝申し上げます。


この困難な時代を乗り越える為、心を共に寄せて頂いていることを嬉しく思います。この地球上のすべての命ある方々に、私たちニンマのサンガから苦しすべての命のために、共に幸運を祈りましょう。

現在の恐ろしいパンデミックに直面した人々や地球上の全人類に、グル・パドマサンバヴァのヴァジュラ・グル・マントラを共に唱えましょう。世界に広がる恐怖から、人々の心に平和と安らぎ、そして心の解放がもたらされるよう、マントラの加持力を観想しましょう。

皆様の幸せと安寧を心よりお祈り致します。

多くの祝福と最高の祈願を込めて。

タルタン・トゥルク・リンポチェ