ウッディヤーナ山タルタン寺縁起

私は長年「お寺は心の中にあればいい」という考えを持っていました。

しかし、師よりニンマ派に伝わる深い奥伝を受け95年に帰国した時、「自分の心の中に正法というお寺があるのだろうか。もしも本当にあるのならば、それは必ず形に顕せるはずだ」と確信し、自分の法脈を日本にチベット寺建設として表すというヴィジョンを得ました。
1999年、米国加州のオディヤン寺院へ参籠。師タルタン・トゥルクより深い教えと法脈の仏縁を授かり、私のヴィジョンに対し「タルタン寺」と正式に命名して頂きました。
2000年正月早々、仏陀成道の地でのブッダガヤ世界平和セレモニーの実行運営委員として、十万冊の経典配布の責務を遂行し、約一万が集うチベット僧と共に平和の祈りを捧げました。
2000年、帰国後の雪解けの春より、仏道を真に求める人達が学び座禅を納めることのできる空間を作りたいという長年の誓願から、タルタン寺建立の誓願を一枚のラフスケッチに表して、以来、日本のタルタン寺建設をセルフビルドによって取り組み始めました。

三層屋根、九条格子金剛界立体マンダラ建築の中央部には、9mの仏舎利塔を建立。 中には、おシャカ様の仏舎利、カシャパ仏の仏舎利、パドマサムバヴァの遺髪、バイロチャーナ直筆経典、 ロンチェンパの脳、ジグメリンパの右腕、ジャムヤン・ケンツェ・ワンポの舎利など37のレリックスを祀る。