オディヤン寺院のリンポチェインタヴュー

生徒 リンポチェは北カリフォルニアの海岸沿いに建築された、巨大なオディヤン寺院の計画や建設を通して、西洋に仏教の礎石を築くという偉大な貢献をなさいました。このプロジェクトには、強烈な未来像的要素が含まれていると思いますが、その未来像とオディヤンプロジェクトの現実というものについて、語っていただけますか。

リンポチェ オディヤン寺院は、ひとつのマンダラの中心です。宇宙的なレベルでは、オディヤンは宇宙エネルギーの中心とも言えるでしょう。マソダラの中では、あらゆる要素が同じようなセンターになります。チベットでは、マンダラは芸術や建造物の極めて重要な要素になっています。オディヤン寺院は、チベットのマンダラ建築が初めて西洋に造られたものです。やっと始まったばかりの出発点なのです。二〇年もかかりましたがね。

 しかし、オディヤンのストゥーパやニンマ版のチベット大蔵経を含めた上でのオディヤン寺院の完成というものは、きたるべき未来の精神的な基盤を具現化しているといえるでしょう。仏教徒の道の一つの象徴なのです。そこでなにが起こるかは、オディヤン寺院にやってくる生徒たちにかかっています。生徒たちはその行動を通して、オディヤンという絶えることのない顕現に参加していくわけです。私たちが、オディヤン寺院を造り始めた時、そのビジョンはまだ明確ではありませんでした。しかし今では、その形が相当はっきりしてきていると言えるでしょう。オディヤン寺院は、仏教だけのものではなく、他の精神的な修行の道のための場ともなるはずです。マンダラには、常に四方に四つの門があります。精神の道は、これらの四つの門を通して進んでいくのです。オディヤンの四つの門は、ダルマ(法)を学ぶことに関心を持っている人なら誰でも入ってくることができるものです。

夢ヨーガ  チベット仏教 至宝の瞑想 第六章ヴィジョンより