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第四回マニ宝珠ツァツァ奉納祈願会のお知らせ

第四回マニ宝珠ツァツァ奉納祈願会のお知らせ

 場所:愛知県名古屋市南区 名古屋道院
 日時:令和7年11月30日午前10時より

 第四回の奉納祈願会は、11月30日午前10時より、愛知県名古屋市南区の名古屋道院に奉納されます。
 40年前の梵鐘勧進の時より、多摩道院統掌笹目秀和仙人との御縁以来道院と縁があります。同じく笹目氏と笹川良一氏との霊的和解の儀を実現するために共に働く同志、名古屋道院統掌川崎嘉子氏との長く深い御縁により、この度、名古屋道院にマニ宝珠ツァツァを奉納する運びとなりました。
  笹目秀和仙人は常に「アジアの平和を仏典の読経によって、業を化しなさい」というパンチェンラマ九世(1883~1937)からの霊示を語られていました。内部にマイクロフィルム縮刷カンギュル(仏説部)が収められているマニ宝珠ツァツァを奉納することは、先達の請願成就であり、パンチェンラマ九世との仏縁をとても嬉しく有り難く感いています。
 今、アジアの平和の請願は、「神道(道教、ユダヤ教、ヒンドゥー教)、儒教、仏教の三宝」の理解が重要と考えます。この度、川崎氏のご理解により、道院にマニ宝珠ツァツァを奉納できますことを心より感謝いたしております。

 この祈願会は昨年のチベットからの石仏板奉納に続き、2030戌年の患難警句への平和への祈りの実践として行われます。ブッダ正法の言葉カンギュルが、五濁悪世の末法から弥勒仏の世への重要なアイテムだと信じています。今後も、日本全国各地の神社寺院へ奉納をさせて頂く準備を進めてまいります。

第三回マニ宝珠ツァツァ奉納祈願会のお知らせ

第三回マニ宝珠ツァツァ奉納祈願会のお知らせ
 場所:岐阜県高山市丹生川町下保 袈裟山飛騨千光寺 
 日時:令和7年11月16日午後1時より

 第三回の奉納祈願会は、11月16日午後1時より、岐阜県高山市丹生川町 袈裟山飛騨千光寺に奉納されます。奉納は大下大円長老、大下真海住職様のご理解を得て、多くの方々に開かれた光明真言加持法要において行われます。
 飛騨千光寺は、両面宿儺の開山とされる飛騨一番の古刹であり、高山の丑寅を守護する要として重要な霊地であります。どなたも自由に参加頂きますので、この聖域でご一緒に光明のお祈りを捧げられますようお願いいたします。

 この度、タルタン・トゥルク・リンポチェより寄贈された、特別なマニ宝珠ツァツァ(チンタマニ(梵)、イシンノルブ(蔵))(高さ約10cm、底部直径8cm、中央部に八大仏舎利塔、底部縁起法頌、内部にマイクロフィルム縮刷カンギュル、レリックス多数)を日本各地の聖地霊地神社寺院に奉納する祈願会を開催する運びとなりました。この祈願会は昨年のチベットからの石仏板奉納に続き、2030戌年の患難警句への平和への祈りの実践として行われます。心ある方々の祈りを以ての奉納は、ブッダ正法の言葉カンギュルが末法を正法に帰す働きとなると信じています。
 飛騨の霊域の光明真言加持法要から、弥勒の世への光明のお祈りの会です。今後も、日本全国各地の神社寺院へ奉納をさせて頂く準備を進めてまいります。

タルタン寺の御本尊「デワチェン」御霊体奉納

令和元年から7年越しで制作を進め、山暮らし子育ての先達であり法友の加藤仏師に一刀を懇願した、タルタン寺の本尊「デワチェン」のエンパワメント(御霊体奉納)を成就することができました。
頭部と胴部を正絹五色金剛線で繋ぎ、TTリンポチェからまたインドチベットで頂いた貴重なレリックスの数々、そして特別なズン(経典群)を京都金蘭で包み、無事封印成就することができました。
中世日本仏像制作での重要な特徴とこだわって制作した、御本尊の玉眼を凝視することで、五色正絹金剛線で繋がれたハートチャクラの御霊体を、眼と眼で感じ取ることができます。

完成までまだまだ細部の作業はあるものの、末法を正法へ帰すダルマロードを一歩進むことができました。
ありがたいことです。
サマヤ、ギャ、ギャ、ギャ!

映画「幸せの誓願(原題:A HIGHER PURPOSE)」を配信します

この度オディヤン寺院建立50周年記念事業の一つとして、映画「幸せの誓願(原題:A HIGHER PURPOSE)」を配信します。西洋に仏法を伝えたタルタン・トゥルク・リンポチェの半世紀以上の道程を描いています。


「今なぜ、カリフォルニアのチベット仏教なのか」
「立体マンダラ寺院の働きが、世界にどう影響を及ぼしているのか」
「幸せな人生を実現するために、私たちはどう世界と関わることができるのか」
一人のチベット転生ラマの足跡から、真に生きる力を得ることができます。

この英語は現在7ヶ国語に字幕翻訳されています。画面右下3番目の歯車印から日本語を選択してください。CMのない高画質VIMEOで、誰でもご覧いただけます。

「鉄の鳥が飛び、鉄の馬が地を駆け巡る時
 ダルマは、赤い土地の人に伝わるであろう
 (パドマサムバヴァの予言より)」

マニ車を転ずる吉日

この夏、オディヤン寺院で師タルタン・リンポチェと面授し、特別なマニ車を寄贈していただきました。
帰国後、すぐに制作を進め、この吉日に転ずることができました。
爆音がし、まだ微調整が必要だが、めでたい!




ディルゴ・キェンツェ・リンポチェの4行の要決

ディルゴ・キェンツェ・リンポチェの4行の要決

བླ་མ་མ་བརྗེད་རྟག་ཏུ་གསོལ་བ་ཐོབ། །

lama ma jé tak tu solwa tob

上師を忘れることなく、常に上師に祈るように。

རང་སེམས་མ་ཡེངས་རང་ངོ་རང་གིས་ལྟོས། །

rang sem ma yeng rang ngo rang gi tö

心を乱すことなく、常に心の本質を見つめるように。

འཆི་བ་མ་བརྗེད་ཆོས་ལ་བསྐུལ་མ་ཐོབ། །

chiwa ma je chö la kul ma thob

常に死を忘れることなく、ダルマの修行に励むように。

སེམས་ཅན་མ་བརྗེད་སྙིང་རྗེ་བསྔོ་སྨོན་གྱིས། །

semchen ma je nyingje ngo mön gyi

衆生を忘れることなく、常に慈悲の功徳を以て、菩薩の請願を掲げるように。

霊咊のビジョン1) 文殊の智慧から時輪タントラが説く世界最終戦争

令和と霊咊の日本的霊性より (抜粋)

第三章 般若心経より深まる日本的霊性
4 文殊の智慧から時輪タントラが説く世界最終戦争

 約二千年前に般若経が成立して以来、般若の智慧である空性の教えは、その後数世紀を かけて膨大な般若経典群として編纂され、その境地から大乗仏典が編纂されてきました。そして六世紀頃には、密教経典へと展開し、ゾグリムやキェーリムという複雑な密教実践行を伴い、八世紀以後には後期インド密教へと発展していきます。
般若の智慧は「三人寄れば文殊の智慧」と言われるように、文殊菩薩は、般若経典群の空の哲学的シンボルです。また文殊菩薩は弥勒菩薩との問答において、弥勒菩薩が未来仏となることを受記 ( 予言 ) します。文殊の智慧は、ブッダの智慧、一切智(サルバジュニヤー ナ)と同等の本質を持ち、大乗仏典や密教では最も重要な見解(けんげ)となっています。
 そして、この空なる文殊の智慧は、後期インド密教無上ヨーガタントラにおいて、「マンジュシュリーナーマサンギーティ ( 文殊師利真実名経 )」という密教経典として編纂されます。この密教経典において文殊とは菩薩の存在以上に、三世十方諸仏の本質である本初仏 ( アーディブッダ ) という根源的なブッダの本性である法身としての文殊如来、文殊金剛と呼ばれる尊格へと深化していきます。
 密教経典は、密教行者たちの深い瞑想体験の中から次々と展開し、その境地が纏め上げられ編纂されていきます。特に、金剛頂経系の無上ヨーガタントラでの智慧の開示は、幻化網タントラ(マーヤージャーラータントラ)という密教経典へと展開しました。そして、幻化網タントラの智慧の秘密を解くようにマンジュシュリーナーマサンギーティとして、本初仏、法身文殊如来の智慧が説かれたのでした。

マンジュシュリーナーマサンギーティでは、文殊金剛の様々な名前とその数多な徳を呼びかけます。文殊金剛には、五智如来の智慧と功徳の全てが内在しています。つまり、ブッ ダの智慧の本質が、五智如来の曼荼羅として開示され、その密教的シンボルが文殊金剛に濃縮されていると理解されます。
 「オンアラパツァナディ」という文殊の真言は、五智如来の智慧の各一字真言である「ア・ ラ・パ・ツァ・ナ」が、文殊金剛の一字真言「ディ」に集約されています。般若の智慧が 千年近くかけ、その本質が醸され円熟し、智慧の本質を示す密教経典「マンジュシュリーナーマサンギーティ」として編纂されたのです。
 般若経典群が般若心経に集約され、密教的境地がマンジュシュリーナーマサンギーティ として、文殊の智慧が結実したとも言えます。タルタン・トゥルクは、文殊の智慧のマン ジュシュリーナーマサンギーティこそが、世界平和へと開く智慧と感得し、ブッダガヤ世界平和セレモニーで一万人のラマ僧と共に十万回読経する法要を毎年続けています。

 そして文殊の智慧は、更に「時輪タントラ ( カーラチャクラタントラ )」という後期インド密教最後の密教経典として編纂されていきます。時輪タントラは、マンジュシュリーナーマサンギーティを基底にし、その教えが派生するように十世紀頃から編纂されます。一説によると、ナーランダ大学の学匠でありマハームドラーの祖の一人であるナロパが編纂に当たったと言われています。この教えは長くシャンバラ国という霊的聖地に保存され、時代が熟した時に開示されると説かれています。
 時輪タントラの内容は、外伝、内伝、別伝と構成されています。外伝には、須弥山を中心に宇宙が成り立ち、地水火風の四大を基盤とし、惑星、星座、星などのマクロ的宇宙観 と時間観が説明されています。内伝では、衆生の身体が地水火風の四大と空と智慧を合わ せた六大のミクロ的宇宙として説明され、チャクラヨーガを修することで「金剛身」を得 ることができると説かれます。時輪タントラには、宇宙と時間のマクロ宇宙と微細な身体であるミクロ宇宙の浄化が説かれています。

 十世紀頃から次第にイスラム教集団によるインド大陸侵略に直面していった世界情勢から、時輪タントラの別伝には、未来において「世界最終戦争」が起こると予言しています。 この世界最終戦争に対する準備のために、密教行を修行し、新しい時代へと導く役割があることを説いています。
この世界最終戦争は「一神教と多神教の戦い」であると言われ、そのために、時輪タントラ密教行者は、密教ヨーガ行を行うことで「金剛なる空の鎧」を身に纏い、般若の智慧の境地「マハームドラーの智慧」を保ち、世界最終戦争に臨んでいくことが説かれています。ここで重要な視点は、中観哲学が説く「離一多」の般若の智慧のです。一神教でも多神教でもなく、極端の二辺を離れた般若空の境地、ここがマハームドラーの智慧です。
 十三世紀初頭、イスラム勢力は中央アジアから北インドに侵攻しインド大陸を征服し、ナーランダ大学やビクラマシーラ大学、ブッダガ ヤなどの仏教拠点が次々と破壊され、十三世紀初頭、インド仏教は滅んでしまいます。もしも時輪タントラから更に密教経典が 編纂されたなら、現代物理学に通じるマクロ宇宙とミクロ宇宙の研究へと深まったのでは ないかと推測します。また世界最終戦争から、新たな時代へと開く弥勒の世への教えと展開したのではないかとも思います。
 八世紀チベット吐蕃時代にパドマサムバヴァがサムイェー寺院にインド密教を移植します。十世紀頃からイスラムの侵入に危機感を持ったインド仏教の学者や行者たちがチベットに仏教の存続に賭けます。十一世紀、ビクラマシーラ大学学長のアティーシャは、仏法の灯火を託し入蔵しました。その後、インド仏教はチベットにチベット仏教として守り伝えられます。しかし皮肉な時代の変遷が起きます。一九五九年中国共産軍がチベットを侵略し、今まで保存されていたチベットの智慧が破壊されてしまいます。中国共産主義は一神教と捉えることができます。インドに亡命したダライ・ラマ十四世は、時輪タントラの灌頂を世界平和への方便として授け、世界中の人々が学ぶ機会を設けています。

タルタン・リンポチェへの長寿の祈り

タルタン・リンポチェ
クンガ・ゲレック・イェシェ・ドルジェ(Kun-dga dGe-legs Ye-shes rDo-rje)への長寿の祈り

ゾンサー・ジャムヤン・キェンツェ記す

クン(Kun)ツザンポ・ガ(Ga)ラップドルジェ・ヴァイロツァーナ、
我らニンマ派の三種の相伝による全ての持明者の御師達。

この法脈を護持し弘法するタルタン・リンポチェの菩薩行に、
比類なき思念を以って称賛いたします。

崇高なる具現者タルタン・リンポチェの蓮華の御足が堅固であられますよう、
私、ゾンサー・ジャムヤン・キェンツェがお祈りいたします。

タルタン・リンポチェの知識と慈悲と法力の完成は、
善根(dGe-legs)と功徳の白蓮華の輝きを自発の因とし、
三界の闇の深みを照らし出す太陽のよう。

タルタン・リンポチェの仏法の教えが存続し、
その栄誉と功績が末長く伝えられますよう。

不死なる原初の智慧(Ye-shes)の大いなる輝き、
無量寿如来の光明よ、
仏法を護持する比類なき高貴なタルタン・リンポチェを祝福し、
更なる法力が与えられますよう。

タルタン・リンポチェの三密と三身が、
不滅の金剛(rDo-rje)として、
この地上に留まり続けますよう心よりお祈りいたします。

タルタン・リンポチェの娘、ツェリンの勧めにより、
私、ゾンサー・キェンツェ・トゥプテン・チョキ・ギャツォが、
最勝なる帰依処である吉祥の法要に寄与される、
最善なるタルタン・リンポチェが、健康で長寿であられますよう、
この祈願文を記し、心よりお祈りします。

2013年癸巳10月3日の朝

シッディラツ!
この祈りが成就しますように!

第33回ニンマモンラムチェンモ(ブッダガヤ世界平和セレモニー)開催のお知らせ

第33回ニンマモンラムチェンモ(ブッダガヤ世界平和セレモニー)が、2月8日から11日まで開催されます。
facebook Nyingma Monlam Chenmo Internationalからオンラインで参加できます。