吉祥成就 迎春善哉
中学夏休みの自由研究以来50年、650年前の「みのおわりの霊的因縁」を昨年末(旧暦晦護法尊日)に戻す念願が叶いました。
1368年美濃尾張伊勢三国守護、土岐頼康は「我を艮に祀るべし」と閻魔様の霊璽を受け、革手城霊薬山正法寺丑寅に閻魔堂を建立し、自ら閻魔像を彫り祀りました。正法寺は臨済宗法燈派興国寺の流れを汲み、嫩桂正栄、信中自敬と法脈を繫ぎました。
1392年南北朝は統一され、後醍醐天皇孫、後村上天皇第三皇子、惟成親王は、信中自敬を師とし出家。梅隠祐常(ばいいんゆうじょう?〜1423)と号し、正法寺の艮に隠居したと、法嗣太初西堂の懇願で梅花無尽蔵「樵斎」に記されています。
梅隠祐常遷化600年後の2年前、私は閻魔堂墓跡地から宝篋印塔の一部を見つけました。私はこの宝篋印塔が梅隠祐常のものと推定し、閻魔堂跡地に有縁の方々と共に吉日、この地に祀ることで、無事帰還の役目を果たすことができました。
善哉善哉