タルタン・トゥルク・リンポチェ

1935年、東チベットのゴロク地方に生まれる。幼少の頃、ニンマ派六大寺院の一つペユゥル・タルタン寺院の転生ラマとして認められ、ジャムヤン・ケン ツェ・チョキ・ロドを始めとする7人の根本ラマから、そしてニンマ、カギュ、サキャ、ゲルクの25人の師から仏教教育を受ける。24才の時、チベット政府 の要請によりインドのベナレスサンスクリット大学で教鞭をとる。

 

35才でアメリカに渡り、カリフォルニア州バークレー市にチベタン・ニンマ・メディテーション・センター、ニンマインスティチュート、出版社ダルマパブリッシング、印刷所ダルマプレスを設立する。1975年より、北カリフォルニア山中に国際仏教センターをめざすオディヤン寺院の建築を始め、1996年に完成し落慶法要式が行われる。また、散逸する危機にあるチベット大蔵経、蔵外経典の復刻版の開版を数十年の歳月をかけて成し遂げる。
1989年より毎年インドのブッダガヤでモンラム・チェンモ(世界平和千僧供養)を主催し、チベット仏教界に影響を与えている。