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オディヤンから 飛騨へ (チベット大蔵経ナルタン版制作)

オディヤン寺院での参籠を終え、日本に帰ってきました。

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オディヤン寺院では、イェシェデ・プロジェクトの重要な事業として、チベット大蔵経ナルタン版を1000セットを作製する復刻作業を行っていました。ナルタン版1セット325巻が1000セットの総数32万5千巻は、一つひとつ丁寧に作製されています。
これらの経典は、来年のインドブッダガヤセレモニー2010で、各寺院に無償配布するためのものです。

イェシェ・デ・プロジェクトによる経典制作過程

7世紀後半以降、チベットで訳出されてきた膨大な古訳、新訳の経典が各寺の経蔵に所蔵されていました。
チベット大蔵経ナルタン版は、14世紀初頭チム・ジャンペィヤンの多大な努力によってそれらの経典をまとめ上げ、チベット大蔵経ナルタン版として編纂されたものです。
その後、北京版、デルゲ版、ナルタン版、チョネ版などの四大チベット大蔵経は、この旧ナルタン版をベースにして開版されて来ました。

しかし、1959年の中国によるチベット侵略以後、多くの経典が破仏にあい、消散散逸してしまいました。
現在、ナルタン版のオリジナルの版木は完全に消滅し、その版本は世界中で数セットしか現存していないと言われています。

経典散逸の危機を危ぶむタルタン・トゥルク・リンポチェは、この貴重なチベット大蔵経ナルタン版の開版事業を行い、
チベット仏教圏全土の寺院に無償配布するという事業を通して、生きた仏教経典の保護と保存を願っています。